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更年期障害の症状とよく似た間違えやすい病気一覧

更年期障害かどうかは、医療機関で検査しないかぎりはわかりません。

更年期障害だろうと病院へいったところ、うつ病と診断されたり、自律神経失調症、PMSということも珍しくないからです。

また、更年期障害の症状が現れる年齢というのはこれまでの生活習慣から生活習慣病の初期症状が出始める年齢でもあるので、更年期障害を疑ったらまったく違う病気が見つかったということもあります。

このように更年期障害かと思ったら何か他の病気が発症していた、あるいは体の不調から病気だと思って病院で診察を受けたら更年期障害だったということはよくあります。だから更年期障害を起こす年齢だからと、素人判断はやめるべきで、きちんと病院にいって診てもらうべきなんですね。

更年期障害の症状によく似た症状が出る病気を簡単にですが紹介しておきます。

● ほてり→高血圧、甲状腺機能障害
● 動悸・息切れ→肥満、狭心症
● 頭痛・めまい→脳腫瘍、くも膜下出血、メニエール病
● 頻尿、残尿感→膀胱炎
● 月経の出血の量が多い→子宮筋腫
● 関節の痛み→関節リウマチ
● 疲労感、倦怠感→内臓の病気
● むくみ→腎臓病、心臓病
● 肩こり→視力低下によってメガネが合わなくなった

更年期障害として特徴のある症状と混同しやすい病気をいくつか挙げてみました。

心身にでてくる症状は同じでも、その原因は更年期障害によるものなのか、他の病気からきているものなのかは、上に紹介したように素人判断では区別がつかないものが多いです。医師でさえ、判断ミスをすることがあるくらいなので、自己判断が危険なのはいうまでもありません。

更年期(45~55歳ぐらい)は、体力的な衰えを実感しやすい時期でもあるので、さまざまな病気にかかる割合が増えてくる時期でもあり、若くもありませんから身体にいろいろと変化が出てきます。

そのため自分の身体のことにあまり気を配っていなかった方も、更年期をきっかけに人生の後半戦を有意義に過ごすために自分の身体の声をきいて、体調の変化と上手につき合っていく習慣を身に着けるようにしてください。

● 食生活を見直す
● ダイエットをして体重を落とす
● 仕事量をセーブする
● 嫌な人間関係を断ち切る
● 婦人科のかかりつけ医を見つける

特に婦人科のかかりつけ医を見つけることがポイントかと思います。これからお世話になることも増えるので、自分の体の変化をよく知ってくれているお医者さんがいるというのは心強いはずです。

更年期障害と間違えやすい病気について

ホルモン補充療法(HRT)とは?

ホルモン補充療法のHRTは、30代後半以降、急激に減少していく女性ホルモンのエストロゲンを飲み薬や貼り薬などを用いてホルモンのそのものを補充する治療方法のことを言います。

欧米では3.4人に1人、オーストラリアでは半数以上の女性が受けているホルモン補充療法(HRT)ですが、日本にいたっては100人に2人にとどまっています。(更年期障害で苦しんでいる日本人女性は400万人いると推定されています。)

更年期障害の根本療法であるホルモン補充療法(HRT)が日本が普及しない原因には、

1、アメリカのWHIが発表したガンが増えるという報告を今だに信じているから
2、ホルモン補充療法(HRT)で使う治療薬の薬価が安く、医薬品業界がいい顔をしないから
3、婦人科のカウンセリングは保険点数として認められないから

という理由があるからだといわれています。

要するにお金にならないからということ、保険診療システムが足を引っ張っていること、そして医師も患者も無知だからというのがホルモン補充療法(HRT)が日本では普及しない原因です。

特に婦人科や更年期専門医以外の大多数の医師はホルモン補充療法(HRT)について正確な知識があるわけでもないのに、アメリカのネガティブな報道を信じ切って、「ホルモン補充療法(HRT)=ガンになる」という間違ったことを患者に教えてしまっているといいます。

欧米などではすでに更年期障害の治療においては、ホルモン補充療法(HRT)が第一選択肢となっており、正攻法な治療法という認識です。日本ではホルモン補充療法(HRT)が最後の手段ですから雲泥の差があるわけですね。

ホルモン補充療法(HRT)は、血液検査によってエストロゲンと卵胞刺激ホルモンを調べ、その指数が基準よりも少ない場合に行なうことができます。

更年期障害の症状を改善できることはもちろん、卵巣の機能が衰えるのと同時に増えてくる、

● 骨粗しょう症
● 動脈硬化
● 認知症

といった病気の予防にも効果があると言われていますし、美容面においてもコラーゲンの再生力を高めたり、皮脂量を増やしてくれるといった効果も確認されているのでアンチエイジング効果も高いということなんですね。

ただ、ホルモン補充療法(HRT)は誰でも受けることができる治療方法ではなく、乳がんや子宮がん、血栓症を患っている人や、過去に患ったことのある人は、この治療は原則的に行なうことはできません。

他にも、子宮筋腫や乳腺症という女性の疾患や、糖尿病や肝機能障害、高血圧症の症状がある人は、医師の管理下のもとで慎重に治療を行なう必要があると言われています。

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