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ホルモン補充療法(HRT)とは?

ホルモン補充療法のHRTは、30代後半以降、急激に減少していく女性ホルモンのエストロゲンを飲み薬や貼り薬などを用いてホルモンのそのものを補充する治療方法のことを言います。

欧米では3.4人に1人、オーストラリアでは半数以上の女性が受けているホルモン補充療法(HRT)ですが、日本にいたっては100人に2人にとどまっています。(更年期障害で苦しんでいる日本人女性は400万人いると推定されています。)

更年期障害の根本療法であるホルモン補充療法(HRT)が日本が普及しない原因には、

1、アメリカのWHIが発表したガンが増えるという報告を今だに信じているから
2、ホルモン補充療法(HRT)で使う治療薬の薬価が安く、医薬品業界がいい顔をしないから
3、婦人科のカウンセリングは保険点数として認められないから

という理由があるからだといわれています。

要するにお金にならないからということ、保険診療システムが足を引っ張っていること、そして医師も患者も無知だからというのがホルモン補充療法(HRT)が日本では普及しない原因です。

特に婦人科や更年期専門医以外の大多数の医師はホルモン補充療法(HRT)について正確な知識があるわけでもないのに、アメリカのネガティブな報道を信じ切って、「ホルモン補充療法(HRT)=ガンになる」という間違ったことを患者に教えてしまっているといいます。

欧米などではすでに更年期障害の治療においては、ホルモン補充療法(HRT)が第一選択肢となっており、正攻法な治療法という認識です。日本ではホルモン補充療法(HRT)が最後の手段ですから雲泥の差があるわけですね。

ホルモン補充療法(HRT)は、血液検査によってエストロゲンと卵胞刺激ホルモンを調べ、その指数が基準よりも少ない場合に行なうことができます。

更年期障害の症状を改善できることはもちろん、卵巣の機能が衰えるのと同時に増えてくる、

● 骨粗しょう症
● 動脈硬化
● 認知症

といった病気の予防にも効果があると言われていますし、美容面においてもコラーゲンの再生力を高めたり、皮脂量を増やしてくれるといった効果も確認されているのでアンチエイジング効果も高いということなんですね。

ただ、ホルモン補充療法(HRT)は誰でも受けることができる治療方法ではなく、乳がんや子宮がん、血栓症を患っている人や、過去に患ったことのある人は、この治療は原則的に行なうことはできません。

他にも、子宮筋腫や乳腺症という女性の疾患や、糖尿病や肝機能障害、高血圧症の症状がある人は、医師の管理下のもとで慎重に治療を行なう必要があると言われています。

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